忘れる前に急いでまとめました。詳しい方法はリンク先にあるので、参考にしてください。(あんまり引用とかしまくっていいのか心配でした)
なお、試行はいずれもWindows11環境下でおこなっています。
【経緯】
【発見】
スクウェアエニックスのMMO RPG「Final Fantasy XIV」をプレイ中、デスクトップPCにUSBケーブルで接続しているSONY製「DUALSHOCK」コントローラ並びに「Dualsence」コントローラの接続が不定期に途切れ、コマンドの入力を失敗するなどの事象が生じる。
【収集】
解決するにあたり、インターネット上での検索をおこなったところ、同種の事象について言及しているいくつかのサイトを確認。以下、列記する順に確認し、次項に記す順に試行。
- Windows10でUSBコントローラーの接続が度々切れる時の対処法 - Win10ラボ
- Joyak Beerzki 日記「【解決済み】パッド(コントローラー)が時々操作不能になる」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
- Mani Ax 日記「2021年最新版 Windows環境でコントローラーが暴走する人たちへ【解決編】」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
(厳密には他にいくつかのサイトやスレッドを確認しましたが、特に有用であったと思われる3つを記載しています)
結果として、3番目に挙げたページに記載された方法で解決。
【試行と解決】
【試行】
最初の試行。以下に引用する。
デバイスマネージャーから Xbox 周辺機器を展開し「Xbox One コントローラー」を右クリックします。メニューの中からプロパティを選択してください。
電源の管理タブを開き「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックボックスをオフにします。
引用:Windows10でUSBコントローラーの接続が度々切れる時の対処法 - Win10ラボ
上記の方法では解決せず。
2番目の試行。
デバイスマネージャー内にある、「Microsoft Device Association Root Enumerator」という項目の無効化が有用であるという情報を受け試行。
結果として、デバイスマネージャー内に同項目が発見できなかった。
(厳密には非表示にされていただけであり、表示オプションから表示させることができた。しかしながら元々動作しておらず、従って当環境で生じた本事象とは無関係であると判断)
なお、上記手段で解決したという情報もいくつかの確認できるものの、2019年ごろのWindowsアップデートで追加された機能(次項に記載)により同事象が再発したという情報を確認している。
3番目の試行。
Mani Ax 日記「2021年最新版 Windows環境でコントローラーが暴走する人たちへ【解決編】」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestoneに記載されていたスクリプトを使用し、Windows PowerShellにてコントローラ接続が途切れる際に増減するデバイスを確認。
PowerShellがデバイス増減を監視する様子。
結果、XVDDROOTDEVICE_INSTANCEという名称を確認。Xvdは「Microsoft Gaming Services」に使用される仮想ディスクであるようで、この増減の際にコントローラ接続が途切れていた。Microsoft Gaming Servicesは、2019年のWindowsアップデートで追加されている。
たまたま写ったデバイスマネージャーのウィンドウの拡大。デバイスが増やされまくっているのがわかる。
尚、上記XVDD……以前に記載されているXvdd SCSI Miniportのアンインストールでは解決していない。
イベントログを確認する限り、このデバイスが悪さをしているように見えたが……
結果として、以下の手法で解決。
Windows PowerShellにおいて、
「get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers」
というコマンドを入力しEnterキーを押下する。
このコマンドにより、Windows PC内に存在する「Gaming Service」という2つのデバイスが削除される。(デバイスマネージャー内に存在するデバイス)
これが上述した「Microsoft Gaming Services」の正体であり、削除されることで仮想ディスクの増減がおこなわれなくなる。
ただし、Microsoft Storeで購入したゲームの起動に影響を与えるとの情報もあるため注意してほしい。一応、当方が保有する統合版MinecraftはPCの購入時プリインストールされていたものでMicrosoft Storeに紐付けられていたものだが、現在問題なくプレイ可能なので参考までに記載しておく。
なお、Gaming Serviceは以下のコマンドを実行することで再度インストールが可能とみられ、万一Gaming Serviceの削除によって問題が生じた場合はPowerShellにて実行してみると解決すると思われる。
「start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN」
引用:Xbox Support
【終わりに】
デバイスマネージャーにてGaming Serviceを確認したところ、常駐し動作しているものの他に、起動しようとすると「エラーコード:13 無効なデータ」のようなメッセージが表示されるものがあり、おそらくこれが原因であったと思われる。根拠として、PC内のイベントログには、「Gaming Serviceが無効なデータを理由に起動できなかった」という旨のメッセージが2分おきに記載されていた。
イベントログ
これは上記手段で確認した仮想ディスクの増減時間と一致する。このため、Gaming Serviceを削除したことで正常に動作するようになったのではないか。
【あとがき】
当方の記録不足により画像にて詳細にお伝えすることがあまりできませんでしたが、ひとまず最低限まとめてあります。ほとんどの情報が受け売りですが、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。
以下、参考までに当方PCのスペック……
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i7-9700K CPU @ 3.60GHz 3.60 GHz
実装 RAM 64.0 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
エディション Windows 11 Pro
バージョン 21H2
インストール日 2021/11/02
OS ビルド 22000.613
エクスペリエンス Windows 機能エクスペリエンス パック 1000.22000.613.0