こんばんは、ぜろますです。
こんばんはと書いたのは、どうせ夜にしか更新できないことが分かりきっているからです。
さて、みなさんは百科事典を読みますでしょうか。
僕はというとてんで読まないのですが、それでも、そういうものが実在するらしいというのは伺ったことがあります。
百科事典、どうやら文字通り、あらゆる科目の事柄についてを書き連ねている書籍のようです。
なんだかわからないことまでやたらと丁寧かつ簡潔に書かれている百科事典、なんだかかっこいいですよね。
読みながら街中を歩きたいです。
うーん、ふと思いました。
僕も百科事典を作りたい、と。
とはいえ、学のない僕です。百科どころか、一科に精通しているかさえ怪しいところ。
僕のような人間風情に、百科を網羅した、あまつさえ事典など編纂できるはずもありません。
どこかに転がっていないでしょうか……まるで勉強してこなかった人間でも詳述できて、なおかつ一切の粗が見つけられないような、そんな事柄……
……ム
ありました。「嘘」です。
嘘とは、およそこの世には存在していない事柄を指す最もシンプルな単語です。
口 から出た 虚 と書くように、嘘ははなから存在するつもりのない全ての事柄に当てはまる概念なのです。
そんな嘘であれば、百科事典らしい百科事典を構築することも、そう難しくないのではないでしょうか? 初めから最後まで嘘なのですから、ディテールを詰めようが何をしようが、変幻自在です。
嘘をつくことには多少なりとも自信がありますし、「嘘の単語も使っていいしりとり(まだ動画化できていません)」や、そこから発展した「嘘だけ使っていいしりとり」など、やたらと嘘としりとりを組み合わせたコンテンツに縁がある僕です。本物には及ばずとも、それなりの百科事典辞書が出来上がるのではないでしょうか。(全部嘘ではあるけど)
……よく考えたらアンサイクロペディアが先にありましたが、あれはまあ、実在の事柄に嘘を混じえて書いてるって感じだし……
あ、なるほど、まだ名前がありませんでした。
どうせだったらアンサイクロペディアみたいに、ちょっと気の利いた名前を付けたいですよね。
ウーン……
題して、嘘八百科事典……
いや、やめましょう。これは良くない。だめだ。
今のところは、嘘の百科事典(仮)としておきます。なんかこれはこれで嫌というか、喉に詰まるような感情が湧いてきますが……
とりあえず、こういうことをやるからにはお伝えしておかねばならないことがあります。
- これから詳述する嘘の事柄には、実在の人物、場所、出来事等に類似した物事が含まれている場合がありますが、特定の人物、団体、出来事等々を連想させるために記述するものではありません。(もし明らかにやばいものと偶然一致していたら、怖いのでTwitterなりなんなりで教えてください。多分気づいていません)
- ディテールを詰めるため、一部実在の団体、地名等(ヒューレットパッカード社、イエローストーン国立公園など)が含まれる場合がありますが、一切が僕のでっち上げであり、如何なる責任も彼らが問われるべきでないことをお断りしておきます。
順次更新してまいります。よろしくお願いします。
ア行
【アンバージャイアント】(あんばーじゃいあんと) [名]
2008年、アメリカのイエローストーン国立公園において発掘された巨大なヒト型生物の頭骨。部分的に琥珀に覆われていたことから、当時の発見者であるダニエル・ガベルにより命名された。
イ
【異階地】(いかいち) [名]
位相地質学において、基底位相外に位置する、ないしは移動可能なプラットフォームとしての仮想上の地表のこと。通常異階地への進入は致死的であり、内臓機能の損失や侵襲的損傷の原因となりうるとされる。
ウ
【海ナガシ】(うみながし) [名]
年中行事のひとつ。死者を模した紙の人形を乗せた笹舟を海に流し、死者があの世へ還るための渡し船にするというもの。通常はお盆の最終日に行う。「今年度の——は8月16日だ」
エ
オ